味覚再現

子供がまだ小さくて、外食に連れていくのも困難…というか、
周りに迷惑がかかるもの心苦しいし、
気を使って食べるのもしんどいのでなんとなく億劫にもなり、
3人家族になってからこっち、ほとんど外食などしたことがない。
たまに嫁さんと話していて、
「あそこのさー、ラーメン食べたいよね~。」
なんて話題が出ると、昔二人でよく食べに行った料理などが次々出てきて、
盛り上がるわけです。
これが楽しい。
メニューが脳裏に浮かぶと、
鼻腔に香りが、喉の奥に味わいの記憶がよみがえってきて、
生唾がたらたらでてくるのだ。
しかしこれ、考えてみると、
かなりお得な楽しみ方といえるのではないだろうか。
お腹が満たされるわけではないので、
味わいを最高の状態で楽しめるし、
制限されていることで美化補正がかかり、
元の旨味が何割か増幅されているということもある。
なにより代金もかからないしね。
実際それを食べてしまえば、
まあ、最初の一口は
「あああ~!美味しい…!」
って思うだろうけど、意外に
「まあ、こんなんだったっけな…」
ってところに落ち着いてしまったりもするわけで。
「空腹は最大の調味料」
なんて言葉があるけど、これをさらに突き詰めると、
「空想は最大の美食」
ってことになるんじゃないかなあ~と思った次第です。
むふふふ…
で、こういう話の結論に必ずといっていいほどくる言葉が
「これだけ食べたいものがあるって幸せだよね~。」
ということ。
これはその通りだと思う。
食べたいものを無制限に食べられることが、
絶対的な幸せじゃないってことなのかもしれないよってことだ。
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